えー、昔から「無くて七癖」とか申しまして、世の中には変わった癖をお持ちの方が多いようで――コンチは 舟入が日本に誇る諸先生の中に、人間味あふれる「七癖」を捜し歩いてみました。






舟高生共通の思い出となるであろう。「この鉱物のイロはイロイロありまして、ドウ(Cu)はドウしようもない」その度に笑いがドットおこるから不思議だ。また、これは次のコーナーに譲るべきものではあるが、

(つぎのやずぼん)

 

<口癖コーナー>

 

熊野先生‥「あっ、熊野先生が見える!」先生が廊下を急がれる軽い(?)振動が聞こえると、みんな口をそろえて言う。勉強熱心な小生も修学旅行のおりにはやったものだ。「あっ、河岸段丘が見える!」実は鉄道の土手であって、隣の席の人に笑われた。コノ感ジワカリマスネ?

井本先生‥最近は遠慮なさっているのか、影をひそめたが、井本先生の「はい、ドウゾ」と言えば余りにも有名、授業中に舟をこぐ不届き物も、この一発で爽やかに目覚める。誠に御利益のあるシロモノ。

当時のタイトルです!

何でもトンカチでたたいて歩くという先生の癖も、もうお馴染み、「君の脳の具合はどうかね」とコチコチやられぬよう、しっかり勉強したまえよ。

木下先生‥「それデェー、何々ワァー、何々ノォー」イエ、学生のアジ演説ではありません。木下先生の授業、それも講義の時間は、先生のあの大きな声で耳がビンビン痛くなる。特に助詞の部分を強調して発声されるが、助詞は女子に通ずるであろうか?

 

 

<行動派コーナー>

土肥先生‥先生のお姿はたいへん気高く暖かく、降りそそぐ冬の日の光はあたかも後光のようでございました。先生はにっこりお笑いになっておっしゃったのでした。「もう、はよはよ。桜チラホラから入道雲モクモク、小鹿ミョウミョウまで古典をやってきましたね。うーん。オスワリ」黒板のマンガまでが、つれなく見えたのでございました。(「でも、おすわりとは、シドイ、シドイ」とは生徒の声)

和田先生‥これは癖と言うのかどうか、疑問であるが、先生がこの十数年来愛用しておられると思えるダジャレ。これは














池岡先生‥先生はスピード時代のスーパーマン。弾よりも速く、チャイムよりも早い。チャイムの鳴る前からドアのむこうで待機しておられ、キンコンの「キ」の音でサッと登場。「きょうは二十七ページからだが、‥」と続く。まさしく消防署公認。舌の回転の速さはそれ以上。生徒曰く、「池岡先生の授業のあとは、どっと疲れがでる。」

岡村先生‥ヤツと言っては失礼、女性の中の女性、舟入では誠に貴重な存在ではないでしょうか。先生は毎朝校門をくぐられる時、立ち止まって二度会釈されます。一度はまん中にドデンとかまえる岩に、もう一度は校舎に。現代の美徳