土肥先生‥先生のお姿はたいへん気高く暖かく、降りそそぐ冬の日の光はあたかも後光のようでございました。先生はにっこりお笑いになっておっしゃったのでした。「もう、はよはよ。桜チラホラから入道雲モクモク、小鹿ミョウミョウまで古典をやってきましたね。うーん。オスワリ」黒板のマンガまでが、つれなく見えたのでございました。(「でも、おすわりとは、シドイ、シドイ」とは生徒の声) 和田先生‥これは癖と言うのかどうか、疑問であるが、先生がこの十数年来愛用しておられると思えるダジャレ。これは |
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池岡先生‥先生はスピード時代のスーパーマン。弾よりも速く、チャイムよりも早い。チャイムの鳴る前からドアのむこうで待機しておられ、キンコンの「キ」の音でサッと登場。「きょうは二十七ページからだが、‥」と続く。まさしく消防署公認。舌の回転の速さはそれ以上。生徒曰く、「池岡先生の授業のあとは、どっと疲れがでる。」 岡村先生‥ヤツと言っては失礼、女性の中の女性、舟入では誠に貴重な存在ではないでしょうか。先生は毎朝校門をくぐられる時、立ち止まって二度会釈されます。一度はまん中にドデンとかまえる岩に、もう一度は校舎に。現代の美徳! |